BMWのミニクーパーS、型式RE16も、ゴルフトゥーランやニュービートルカブリオレと同じ6速ATで、同じアイシン製のバルブボディ(24347551103 = 09G 325 039 A)を使ってます。

mini1

やはり温間時に変速ショックや3速から4速での滑りなどがATの不具合が多発してます。

今回の車両は走行距離が4万キロちょっとなのにもう不具合が出ているということで、修理の依頼が入りました。

3速から4速への変速時に滑りがひどいので、ATFを多めに入れて応急処置としてありました。たしかに滑りは収まってましたが、逆に油温が上がりやすくなり、5km程(10分程)走っただけで変速ショックの嵐です。さらにDレンジとRレンジともにクリープ現象がひどく強くなり、おもいっきりブレーキをかけていないと進んでしまって大変危険な状態でした。

さて、まずはATのオイルパンをはずします。VW車はとても簡単に取り外せましたが、ミニはボルトが1本、フレームの上にめがねレンチも入らないくらいのスペースで閉められているので、これだけが大変時間を取りました。ちなみに2本はトルクス(T30)、残りが普通の6角です。

mini2P1070751mini4

ミッションを少しだけジャッキアップし、フレームとの隙間が広がったところでめがねレンチを入れて無事外せましたが、逆の取り付け時は、、、苦労しました。次回は工具を工夫しましょう。

あとのバルブボディ脱着はフォルクスワーゲンのそれとまったく同じですので、難なく進みます。

しかし、よく見ると一度、バルブボディを取り外した形跡が見られました。しかもワイヤークリップが1つ付いてなくて配線の取り回しが違っていたり、コネクターの固定ネジが緩んでいたり、、、結構いい加減に組まれてました。洗浄してみたんですかね?

バルブボディ本体の固定ボルトは一度締め付けると再利用不可のものですので、一度外したら新しいボルトで締めないといけません。

さて、苦労のオイルパンを取り付けたらATFを注入です。ミニクーパーSはVW車のようなATFの注入口がありません。オイルパンのドレンボルトのところからポンプで注入します。ATFの量はオーバーフロー方式の調整で、ドレンボルトを外すとレベル調整用のプラスチックパイプがねじ込まれてます。ここからATFを注入します。

さあ試運転です。バッチリ治りました。ATFの量も問題無さそうです。

 

実施工場 M.Kファクトリー

contact