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BMW ミニ クーパーのミッション(CVT)から異音がするということで修理の依頼です。走行距離は10万キロちょっと。

確かに、エンジンを掛けるとミッションの辺りから小さな音ですが「カラカラ」と聞こえます。しかし走行そのものは特に問題ありません。ディーラーでミッション交換との診断が出ていたそうです。

早速、分解です。ミニはフロントバンパー、ラジエーターなど比較的取り外しやすく、短時間でエンジン・ミッションがむき出しになります。

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ミッションの異音もそうですが、パワステポンプからもキーキーとかなり甲高い音が聞こえてました。ここはミニの弱点でもあります。オーナーさんとご相談の上、ポンプも交換することになりました。国内で一番安く入手できる物を選んで、部品代を押さえました。エンジンを下ろしたときなら、パワステポンプの交換も楽々で、工賃も安く抑えることができます。

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さて本題のミッション。音の原因は、この写真にありますCVTのベルトを構成してるリングの何本かがちぎれて、その破片がセカンダリープーリーのあたりで合唱してたのです。

このまま走行を続けていたら、おそらくベルトが切れてたでしょう。そしてまたこの破片が悪さをして被害が甚大になる可能性もあります。すでにこのように、プラネタリーギアの軸とベアリングの間に入り込んで、傷が付いてしまってます。最悪焼き付きですね。

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実はこのCVTベルトのリング、オリジナルは12枚が重なってますが、対策品は9枚です。しかも強化されてます。

つまり、ベルト切れが多発している要因に、ベルト強度の不足があったと考えられ、対策品が出ているのですね。

当店でのベルト交換は、この対策強化品を使用しますので、ご安心ください。

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フリクションプレート、スチールプレート、オイルシール、オイルフィルターも交換してミッションを組み上げ、車体に載せて無事修理完了です。

 

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さて、今回はCVTのベルト切れ寸前の修理でしたが、こちらはベルトがバラバラになって全く動かなくなったミニのミッションについていたオイルフィルター(ストレーナー)とオイルパン。

すごいことになってますね。

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こちらは、ジャダーが出ていたミッションのバルブボディ。ちょうど調節ネジのある所のボディ側の爪(ストッパー)が折れてます。これは、ここの強度不足というより、他の部品の破損により異常な油圧がかかって、その勢いでここが折れたと考えられます。

バルブボディの交換となると、部品代だけでも10万円コースですので、当店ではこのストッパーを溶接で修復し、再利用します。

実施工場 ガレージカメイ
受付窓口 M.Kファクトリー

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